普通名称化されている正露丸

正露丸、薬局に行くと、ラッパのマークの正露丸だけではなく、ひょうたんや熊いろいろなマークの正露丸がいろいろなメーカーから出されているのは有名で、私の周りにも正露丸コレクターがいます。

海外にも正露丸が売られていて韓国の正露丸をお土産でもらったこともあります。

一番有名だと思われるのが、ラッパのマークの大幸薬品のもので、ラッパの音を鳴らし、『ラッパのマークの大幸薬品の正露丸』というTVCMで子供の頃からしっかりと覚えさせられました。

大幸薬品が商標をもっているので、大幸薬品が特許を持っていて、他のものはパクリだと思っていました。

それにしても正露丸はたくさんの種類があるなぁと思いつつ、そういえば、バファリンや正露丸だけではなく、薬って似ている名前やパッケージっていうのが多いなぁというのは感じます。


正露丸の商標登録を持っているのは、大幸薬品で、商標登録(商標登録第545984号)を持っていますが、類似品が多いために、『正露丸』の名称の独占的使用権を主張して訴訟に発展したこともあります。

しかし、整腸剤の一般的な名称として普通名称化しているという判決が下されています。


また、訴えられた方の、和泉薬品工業株式会社は『イヅミ正露丸』として、(商標登録第2721229号)の商標登録がされていて、『イヅミ正露丸』として販売されています。


正露丸は元々は戦時、日本軍が複数の製薬会社に作り方を渡して作らせたのが、『征露丸』なのでどこのものというわけではなく、日本軍のものであると言えます。

それが何年も経っているので、今販売されているすべての正露丸は特許も何もなく、ジェネリック医薬品のようなものと言えるので、問題ないのでしょうね。


正露丸は普通名称化しているという事実があったり、最高裁で判決されたにもかかわらず『正露丸』の商標登録が存続しているようです。

現在の商標権は2019年まで存続しています。普通名称化したとの判決は1974年と2008年の2回行われているので、判決後に更新登録が行われていることになります。

普通名称化しつつも更新登録を認めている特許庁と、更新登録を申請している大幸薬品、いつまで続けるのか注目したいです。