紛らわしい会社名

就職活動をしていた時、求人広告を見ていたら、以前から気になっていた有名なIT関係の会社が出ていたので、その会社を受けてみたいと思い、そ会社についてインターネットで調べてみました。

その会社は渋谷に本社のある大きな会社で、全国に支店もたくさんあって、業績も良く、同じ名前の会社がたくさんあることがわかりました。

渋谷のIT関係の大企業で働くOL、華やかに働くことを思い描いて面接に挑みました。


面接を指定された場所は本社じゃないのか?思い描いたイメージとは全く違う、雑居ビルの一部屋が会社で、少し疑問に感じました。

会社のことについて説明があると、会社名が同じだけで、業種も規模も全く違う、社員が3人小さなの会社でした。


面接で、「あの、渋谷に本社のあるあのIT企業の関連会社ですか?」と質問すると、

「よく聞かれるんだけどね・・・」と笑って答えていました。


家に帰ってもう一度その会社についてもう一度調べてみました。

「ABC」という社名で検索すると、検索結果には日本にあるたくさんの「ABC」という会社がヒットされるし、ハイテックに関連する検索キーワードにはたくさんの「ABC株式会社」、「株式会社ABC」という会社が出てきましたが、私が受けた会社は出てきません。

検索キーワードに地名を入れてみたら、今日面接を受けた会社がやっと出てきました。

こんなにたくさんの同じ名前の会社があることに驚きました。


会社名はその会社独自のもので、商標登録とかしなければならないから、同じ名前なんて存在しないものだ、会社名は独占的に使用することができるものだと思っていたのに、調べてみると、こんなに同じ名前がたくさんあることに驚きました。

興味があったので、もう少し調べてみることにしました。


会社の名前、商号は「会社法」という法律で保護されていて、会社を設立する際には、法務局に届け出る必要があります。

商標法とは違い、その名称を独占できる絶対的な権利ではないので、同じ会社名がたくさん存在するのです。

(以前は同じ法務局管区内で商号と同一または類似していれば登記できませんでしたが、現在は同一の住所で同一の商号でない限り登記は可能です)

しかし、会社法では「何人も、不正の目的をもって、他の会社であると誤認されるおそれのある名称又は商号を使用してはならない。

」(会社法第8条第1項) 、「前項の規定に違反する名称又は商号の使用によって営業上の利益を侵害され、又は侵害されるおそれがある会社は、その営業上の利益を侵害する者又は侵害するおそれがある者に対し、その侵害の停止又は予防を請求することができる。

」(同法第8条第2項) ということで、他人の名声にただ乗りする目的で同じ会社名を名乗ることは禁止されていることがわかりました。


面接を受けた会社が、どのような目的でその会社名にしたのかはわかりませんが、実際に著名な会社と間違えてしまったことは確かです。

その会社に行くかどうかはもう少し考えてみたいと思います。